画像表現

画像を表現する主な方法に、ビットマップ形式とベクター形式がある。

ビットマップ形式

画像をピクセル(pixel、picture element の略:画素)と呼ばれる点の集まりとして考え、各ピクセルの状態を符号化して表す。このようなピクセルの集合はビットマップと呼ばれる。

単純な白黒画像の場合は、各ピクセルは白か黒の1ビットで表現できるが、濃淡も表すことができるモノクロ画像では通常8ビットが用いられる。

カラー画像の場合によく使われるものとして、各ピクセルを RGB(Red,Green,Blue)と呼ばれる赤、緑、青の3つの色要素として表現する方法がある。3つの色要素の混合によって他の色も表現することができる。各色要素には通常1バイトを用いるため、各ピクセルは3バイトの領域が必要となる。つまり、画素数が1000万の場合、30メガバイトのデータ量となる。

RGBと異なる方法として、輝度と呼ばれる明るさの要素と2つの色要素を用いるものもある。この方法はカラーテレビが普及した当時、白黒テレビの受信機でも表示できる手段を提供したものであり、輝度によって白黒テレビの濃淡を表現している。

ビットマップ形式は基本的には単純なデータ形式となるため、データの処理が容易であるという利点がある。一方、画像処理では拡大すると画像の粒子が粗くなったり、ドットの配置に歪みが生じるため、輪郭にジャギーと呼ばれるギザギザが発生する。

ベクター形式

ベクター形式は、画像を線や円などの幾何学形状の集合として扱う方法である。ドットの集まりではなく幾何学形状として扱うことで、拡大縮小などの画像処理が容易となり、画像が劣化しないという利点がある。

ベクター形式はCAD(computer aided design:コンピュータ支援設計)などのアプリケーションで広く採用されているが、ワードプロセッサなどのシステムで拡大縮小可能なフォントを生成するのにも採用されているアプローチである。

コンピュータの基礎